著者

小山 昌宏

出版者

東京外国語大学留学生日本語教育センタ-

雑誌

東京外国語大学留学生日本語教育センタ-論集 (ISSN:09189602)

巻号頁・発行日

no.34, pp.105-121, 2008

著者

小山 昌宏

出版者

情報文化学会

雑誌

情報文化学会誌 (ISSN:13406531)

巻号頁・発行日

vol.17, no.1, pp.19-27, 2010-09-07

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はじめに,サイバースペースの二つの型,すなわち「疑似型現実」空間と「拡張型現実」空間の概念について考察をおこなう。次に「疑似型現実」空間を構成するインターネットに対する相反する二つの見解,その理論的対立の要因について検討を加える。この考察を踏まえて,人間と自然の対立に代表される認識上の二項対立の限界,すなわち主体と客体の新しい関係性について基礎付けをおこなう。それは,情報化社会における近代理性主体が,「情報的主体」,「情報間主体」に転換する際に発生する新しい「知の枠組み」の可能性について検討するものとなる。

著者

小山 昌宏

出版者

日本アニメーション学会

雑誌

アニメーション研究 (ISSN:1347300X)

巻号頁・発行日

vol.21, no.1, pp.73-80, 2020-09-30 (Released:2021-05-07)

参考文献数

19

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高畑勲の初演出作品『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968)から、その最終作品『かぐや姫の物語』(2013)に至る 45年間において、その少女像はいかに変化したのか。本論は両作品の世界観に通底するヒロイン像を比較することにより、現代社会における人間の生きる意味とその価値を問うものである。それはまた、高畑勲作品に見いだされるユートピア表現とディストピア表象を、物語世界の 2人の少女(ヒルダとかぐや)の生き方に読み込むものとなる。さらに「かぐや姫」と宮崎駿の「ナウシカ」との比較をおこなうが、これは高畑作品が示す現代社会との葛藤をより明示するためにある。この試みを通して芸術労働と産業労働の矛盾を乗り越えようとするアニメーション作品制作の営みは現実矛盾を色濃く物語りはじめる。それは、自分たちの生きる場を見つめ直し、再構成するために、一筋の光を後生に残す「希望の原理」を内包している事実を見つけ出すことになる。

著者

小山昌宏 玉川博章 小池隆太編 伊藤剛 [ほか] 執筆

出版者

水声社

巻号頁・発行日

2016

著者

小山 昌宏

出版者

社会文化学会

雑誌

社会文化研究 (ISSN:18842097)

巻号頁・発行日

vol.15, pp.131-149, 2012 (Released:2020-04-15)