- 著者
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原 義幸
新田 恒雄
小林 賢一郎
- 雑誌
- 全国大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.45, pp.329-330, 1992-09-28
近年、電子メールの読み上げのように、漢字かな混じり文を音声に変換する「文音声合成(Text-to-Speech:以下TTSと略す)」技術利用の要求が高まってきている。このような背景のもと筆者らは、先にプラストラム方式を用いた文音声合成ボードの試作について報告した。一方、現今のワークステーション(WS)は、処理能力が向上し(数十~数百MIPS)、同時に、オーディオデバイス(CODEC,スピーカ)を標準で塔載する機種が増えつつある。このようなWSを用いると、専用ハードウェアなしにソフトウェアのみでTTSを実行できる。しかし、サーバ/クライアント、あるいはマルチタスク処理環境のもとでは、TTSの実時間処理が困難となる場合を生ずる。こうした問題に対処するため、処理時間の設定が可能なTTSソフトをWS(AS4075)上の構築したので、概要を述べる。