- 著者
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好井 健太朗
小林 進太郎
五十嵐 学
今内 覚
- 出版者
- 長崎大学
- 雑誌
- 基盤研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2020-04-01
ダニ媒介性脳炎、狂犬病など神経向性の人獣共通感染症ウイルスは、脳に侵入・増殖することで重篤な神経症状を引き起こし、致死率も高い。しかし血液脳関門:BBBの存在のため、抗ウイルス分子をウイルスの増殖する脳に到達させる手法が無く、治療法が未開発であった。近年の研究により、これらのウイルスの外殻蛋白は、BBBを透過する機能を持つ事が明らかになっている。そこで本研究では、このBBB透過機構に着目し、抗ウイルス分子技術と融合させることで、BBBを透過して脳内に対象分子を輸送可能な新規薬物輸送システム (DDS) の開発、及びその応用を図る。