著者
小河 浩 田上 敦士 澤田 大吾 風呂本 武典 金子 春生
出版者
独立行政法人 国立高等専門学校機構 広島商船高等専門学校
雑誌
広島商船高等専門学校紀要 (ISSN:18839908)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.71-78, 2022 (Released:2022-06-13)

本稿は、高専学生にわかりやすく現代社会の動向を、近現代史の観点から説明するものである。
著者
小河 浩
出版者
独立行政法人 国立高等専門学校機構 広島商船高等専門学校
雑誌
広島商船高等専門学校紀要 (ISSN:18839908)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.93-106, 2017 (Released:2020-08-29)

本研究では広島商船高等専門学校が実施している地(知)の拠点事業(以下,「COC事業」と言う) の一環として, 大崎町郷土資料館の中に保存してある民間伝承のうち, 神峰にある「さいのかわら」と 「はさみ岩」伝承の背景を探るものである。そのうえで, 地域振興のための行政的課題の考察を行った。 「さいのかわら」と「はさみ岩」は, 聖域である山頂部とその下の俗界を分ける結界の役目を担ってい た。「さいのかわら」は, 一時期神峰山頂部が, 死者の魂がとどまる聖域として認識されていたことを 示唆する。しかしながら,「さいのかわら」が神峰に成立した時期は比較的新しく, 近世中後期以降の比 較的短期間のことであろうと考えられる。歴史文化的資源は地域振興のための基盤であり, これらの保 存が今後の行政的課題の一つであろうと考えられる。