著者
山下 真史
出版者
中央大学国文学会
雑誌
中央大学国文 (ISSN:03898598)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.13-26, 2017-03-25

「文字禍」の典拠となったOlmsteadのHistory of Assyriaなど、英語の本を調べ、表現のもととなった記述を注解した。
著者
山下 真史
出版者
中央大学文学部
雑誌
文学部紀要 言語・文学・文化 (ISSN:05296803)
巻号頁・発行日
no.121, pp.119-138, 2018-02-15
著者
山下 真史
出版者
中央大学国文学会
雑誌
中央大学国文 (ISSN:03898598)
巻号頁・発行日
no.61, pp.9-19, 2018-03

芥川龍之介の「羅生門」は三好行雄が深刻な小説として読んで以来、そのように読まれてきた。しかし、作家自身の言うとおりこの小説は〈愉快な小説〉として読む方が妥当であることを論じた。

1 0 0 0 OA 『名人伝』論

著者
山下 真史
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.43, no.12, pp.11-19, 1994-12-10 (Released:2017-08-01)

中島敦の『名人伝』は、名人を純粋さの体現者とする通念に対して、名人を突き詰めれば木偶に至るということ、そしてその名人を偶像化することの滑稽さを描いた作品である。川端康成の『名人』などと比較しながら、同時代の文学状況にこの作品を置いてみると、中島が太平洋戦争下の日本の<純粋さ>を徒に崇める風潮への批判、陶酔を拒否して醒めた認識を持ち続けることをモチーフとしてこの作品を書いたことが分かる。

1 0 0 0 OA 『名人伝』論

著者
山下 真史
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.43, no.12, pp.11-19, 1994-12-10

中島敦の『名人伝』は、名人を純粋さの体現者とする通念に対して、名人を突き詰めれば木偶に至るということ、そしてその名人を偶像化することの滑稽さを描いた作品である。川端康成の『名人』などと比較しながら、同時代の文学状況にこの作品を置いてみると、中島が太平洋戦争下の日本の<純粋さ>を徒に崇める風潮への批判、陶酔を拒否して醒めた認識を持ち続けることをモチーフとしてこの作品を書いたことが分かる。