著者
山下 真史
出版者
中央大学国文学会
雑誌
中央大学国文 (ISSN:03898598)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.13-26, 2017-03-25

「文字禍」の典拠となったOlmsteadのHistory of Assyriaなど、英語の本を調べ、表現のもととなった記述を注解した。
著者
塚本 照美
出版者
中央大学国文学会
雑誌
中央大学国文 (ISSN:03898598)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.37-52, 2017-03-25

寛政から文化・文政期にかけて急速な流行を見るようになった俳諧一枚摺。その一枚摺の中に、文化期に活躍した武州大谷村の俳人・五十嵐梅夫・濱藻父娘の描かれている歌舞伎顔見世番付を模した一枚摺がある。これには「今文化七庚ノ午半」や「蕉風一躰」の書入れがある。このことから、梅夫・濱藻父娘の西国への旅の時期と重なると推察し、梅夫が上梓した『草神楽』と濱藻が上梓した『八重山吹』での興行地や一座した連衆を検証しながら、歌舞伎顔見世番付を模した一枚摺と梅夫・濱藻の西国行脚との関係を考察した。
著者
山下 真史
出版者
中央大学国文学会
雑誌
中央大学国文 (ISSN:03898598)
巻号頁・発行日
no.61, pp.9-19, 2018-03

芥川龍之介の「羅生門」は三好行雄が深刻な小説として読んで以来、そのように読まれてきた。しかし、作家自身の言うとおりこの小説は〈愉快な小説〉として読む方が妥当であることを論じた。
著者
劉 銀炅
出版者
中央大学国文学会
雑誌
中央大学国文 (ISSN:03898598)
巻号頁・発行日
no.58, pp.17-31, 2015-03

夏目漱石の満韓旅行記「満韓ところどころ」をめぐって、「韓」の部分を書かないまま連載を中止した漱石の意図を、伊藤博文暗殺事件との関連から考察した。伊藤博文が暗殺されたハルビンを、約一ヶ月前に漱石も訪れていた。暗殺場所にいた人々に迎えられ満洲旅行をした漱石にとって、その事件は、他人事とは思えなかったであろう。暗殺者として知られる人物が韓国人の安重根であり、漱石が経験した韓国や、当時の日韓関係を考えると、一連のことが「満韓ところどころ」の連載中止に影響を与えたことが分かる。本論文は、「満韓ところどころ」の連載中止をめぐる以上のことから、漱石の韓国観を窺うことが目的である。
著者
中央大學國文學會
出版者
中央大學國文學會
巻号頁・発行日
1960