著者
辻 大俊 クレーシ ジャミールアーマド 小田川 裕之 山之内 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, pp.508-509, 1997-03-06

近年、弾性表面波(SAW)フィルタは携帯電話やPHSを始めとする移動体通信機器用として注目されている。現在それらに割り当てられている周波数帯は0.8〜2.2GHzであり、それに対応するものが開発されている。将来無線通信の分野が発展しより高い周波数帯が用いられた場合、その周波数帯で動作できるSAWフィルタが求められる。また10GHz帯で動作する信号処理デバイスの展開も考えられ、この周波数帯の研究は重要である。またトランスバーサル型SAWフィルタ及び同信号処理用変換器では、低損失化・通過域でのリップルの低減のためにすだれ状電極(IDT)の一方向性化が不可欠である。これまでに様々な方法が提案されているが、その中に膜厚差のあるスプリット電極が挙げられる。これをナローギャップ化した構造(1)を10GHz帯で作製し、その結果を考察したので報告する。
著者
山之内 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.437, pp.19-24, 2013-02-12

電極/回転Y-XLITaO_3基板、及びSiO_2/電極/回転Y-X LITaO_3基板の擬似弾性表面波の伝搬特性を解析し、金属電極、誘電体膜を付着させることにより、回転角に対するShort、Openでの伝搬減衰が異なること、及びSiO_2膜厚H/λ(H SiO_2膜厚、λ弾性表面波の波長)が020付近において、k2が005以上、界面短絡の場合、伝搬減衰が零,周波数温度特性(TCF)が、零でかつ広い温度範囲で良好な温度特性をもち、かつスプリアス特性の良好な基板が得られた結果について報告する。
著者
山之内 和彦 三保田 憲人 熊谷 誠司 ウィズメイヤー A.C ウッズ R.C
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波
巻号頁・発行日
vol.93, no.246, pp.7-13, 1993-09-22

HACT(Heterojunction Acoustic Charge Transport)デバイスは、基板材料としてGaAs-AlGaAsのヘテロ接合基板を用い、その量子井戸に封じ込めた電荷をSAWのポテンシャルの波によって転送する音響電荷転送デバイスである。我々は、SAWの励振源として内部反射型一方向性IDTを使用し、また基板構造に不純物散乱による移動度の低下を防ぐ層を新たに設けて、より効率的な電荷転送を行うHACTデバイスを提案した。そして実際に遅延線構造のHACTデバイスを設計し作成した結果、電荷の転送が認められ、NDS(Non Destructive Sense)から約1.2μsの遅延信号が観測された。