著者
山口 憲二
出版者
新島学園短期大学
雑誌
新島学園短期大学紀要 (ISSN:18802141)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.15-27, 2007

変化するキャリア環境の中で,キャリアデザインの普遍的な意味とは何か,キャリアデザインの方法とは何かを議論する。学生,企業人をはじめ,一般の人々に示すことのできるキャリアデザインの普遍的な意味は,「生き方を意識すること」にたどり着く。そしてその意義は,自律的な生き方,働き方をしているという実感を持つことである。次にキャリアデザインに関する先行研究から,代表的なキャリアデザイン・アプローチを検討し,キャリアツリーモデルというものを導入して,キャリアの全体を視覚的,具体的に捉えることを狙ってその類型化を試みる。類型1:目標逆算型キャリアデザイン,類型2:偶然活用型キャリアデザイン,類型3:節目重視型キャリアデザインがそれである。これら類型はわれわれがキャリアデザインをするとき,自分の好みで選ぶことが出来るものであるが,そのデザインの具現化には,社会人,職業人としてのスキルや能力が必要である。それをキャリアのコンピテンシーとして,キャリアデザインとともに,車の両輪として高めていく努力が必要になる。本論の議論を基礎にして,これを大学におけるキャリアデザイン論の講義に具現化することが今後の課題である。
著者
山口 憲 手嶋 達也 水田 博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SDM, シリコン材料・デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.263, pp.23-30, 1999-08-26

DRAMデータ保持時間の累積頻度分布の裾野で顕在するリーク電流の特異現象(リーク電流の逆バイアス電圧に対する急増と再飽和現象)の原因を究明する為、『深い準位の偶発的発生モデル』を提案、上記提案モデルの妥当性をデバイスシミュレーションにより確認した。又、準位発生の位置バラツキが電流急増開始電圧にバラツキを発生させる事を示し、百万分の一の確率で発生する特異モードを統一的に理解出来る事を確認した。更に、メイン分布、テール分布での電流値と材料定数の関係を定量的に評価し、リーク電流の発生原因の探求を理論的に試みた。