著者
菊地 進一 関山 和秀 松原 嘉哉 山岡 淳子 竹居 光太郎 岡 浩太郎 冨田 勝
出版者
日本神経回路学会
雑誌
日本神経回路学会誌 (ISSN:1340766X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.107-112, 2005-06-05 (Released:2011-03-28)
参考文献数
32

従来の神経細胞のモデリング研究は電気生理学的アプローチであった.我々は分子生物学的なシグナル伝達のシステムを解析している.本稿では,バイオインフォマティクスやシグナル伝達のモデリング研究の動向について概説する.また,近年発表した海馬の長期増強(Long term potentiation,LTP)のモデル論文を紹介し,モデルで提唱された仮説の実証実験に関する近況を報告する.