- 著者
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丸山 総一
新野 猛
山許 和昭
勝部 泰次
- 出版者
- 社団法人日本獣医学会
- 雑誌
- 日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
- 巻号頁・発行日
- vol.56, no.1, pp.139-141, 1994-02-15
- 被引用文献数
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14週齢の雌の白色レグホン種に犬回虫感染子虫包蔵卵1,500個を経口投与し, 投与1日目から50日目まで肝臓, 心臓, 脾臓, 脳, 筋肉(ササミ, 胸筋, 脚筋)の幼虫分布状況を調べるとともに, 肝臓の病理組織学的検討を行った. 幼虫寄生数は, ササミの0〜132隻, 胸筋の0〜10隻, 脚筋の4〜30隻, 肝臓の40〜192隻, 心臓の0〜4隻, 脾臓の0〜2隻, 脳の0〜1隻であった. 投与第6日以降の肝臓表面に, 小数の微細な白斑が観察された. 組織学的には, リンパ球, 好酸性顆粒球からなる肉芽腫性結節が多数観察され, 病変は時間の経過とともに重度になる傾向にあった.