著者
船越 裕介 岡田 忠信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.89, no.9, pp.787-791, 2006-09-01
被引用文献数
7

阪神・淡路大震災や新潟県中越地震では,通信サービスの途絶が被災地を中心として広範囲かつ長期間にわたって発生し,被災地以外も含めた社会生活に多大な影響を与えた.このような自然災害時におけるライフラインとしてネットワークには高い安全性・信頼性が求められるが,特に地震大国である我が国においてはこれらは必要不可欠な条件である.本稿では次世代情報通信ネットワークNGN(Next Generation Network)の高信頼化について,その要求条件と各種技術動向について紹介し,併せて標準化の動きについても触れる.