著者
神原 敏光 周 艶陽 川嶋 善仁 岸田 直子 水谷 健二 池田 孝夫 亀山 孝一郎
出版者
The Society of Cosmetic Chemists of Japan
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.179-186, 2003-09-20 (Released:2010-08-06)
参考文献数
12
被引用文献数
1

甘草の化粧品添加物としてのさらなる利用を目的に, Glycyrrhiza inflata Batalinの根から調製したリコカルコンAを主要成分とする抽出物である油溶性甘草エキスP-Uについて, 新たな皮膚科学的有用性を検討した。その結果, 本抽出物はテストステロン5α-リダクターゼ, リパーゼおよびホスホリパーゼA2の阻害作用やアンドロゲン受容体結合阻害, 抗菌およびSOD様作用など, スキンケア, 特にニキビの形成や悪化の抑制に係わる種々の作用を示した。これらの試験結果を基に, ニキビ患者に対する油溶性甘草エキスP-Uの効果を検証し, その有効性が推定された。
著者
岸田 直子
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 = Bulletin of The Faculty of Language and Literature (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.95-106, 2018-09-15

現代アメリカ英語の口語表現の代表的な構文の一つである、go/come+ 原形不定詞構造を取り上げて、まず、その統語的、意味的な特徴について、述べる。つぎに、先行研究として、Shopen( 1971)および Jaeggli and Hyams (1993)を紹介する。つぎに、この構文の史的な発達過程について、Jespersen( 1940), Mitchell( 1985), Mustanoja(1985), Visser (1969)を概観し、特にVisser の命令形の扱いに注目する。古英語から現代にいたるまでの、この構文関連の資料を概観し、最後にこの構文の起源について考察する。