- 著者
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今井 正幸
川勝 年洋
佐久間 由香
浦上 直人
- 出版者
- 東北大学
- 雑誌
- 基盤研究(A)
- 巻号頁・発行日
- 2020-04-01
生命は高分子(タンパク質・核酸)、膜分子(脂質)などのソフトマターと呼ばれる分子の集合体が、それらの構成成分を合成する化学反応ネットワークと連携して増殖していく非平衡システムである。我々は、生命として最も基本的な性質「膜に囲まれたシステムが外部から原料を取り入れて自らのシステムを構築する分子を合成し(代謝)、それら分子群を用いてシステムを複製する(自己生産)、そして複製である子システムも親システムと同じ特性を有する(遺伝)」を持つ最小限のシステム(ミニマルセル)を人工的に構築し、そのミニマルセルの安定性を非平衡熱力学を基に明らかにすることにより生命の誕生の謎に迫る。