- 著者
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布袋 敏博
- 出版者
- 早稲田大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2012-04-01
日本、韓国、米国各地に所蔵されている新聞・雑誌等の調査、資料の読み合わせ・分析を行なったが、新聞は分量が多く、すべてを終えることはできなかったので、課題として引き続き調査・分析作業を行なう。それにより、近代文学語として、朝鮮語が成立してゆく過程を明らかにできるであろうと思われる。また、李光洙の研究が進み、文体創出や時代意識で傑出していたことが確認されたが、彼一人に帰することはできない。同時代の留学生南宮璧や金東仁など、留学生全体をより深く詳しく考察する必要性を指摘した。また、2度の国際シンポジウムを開催したが、これにより朝鮮人留学生が、朝鮮において近代文学形成に果たした役割が明らかになった。