- 著者
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広重 欣也
國藤 恭正
高杉 昌幸
黒岩 昭夫
- 出版者
- 学校法人 産業医科大学
- 雑誌
- Journal of UOEH (ISSN:0387821X)
- 巻号頁・発行日
- vol.14, no.3, pp.211-218, 1992-09-01 (Released:2017-04-11)
- 被引用文献数
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HPLC-UV法でプリン, ピリミジン代謝産物, アロプリノールとオキシプリノールの血中, 尿中濃度測定法について検討した. 溶媒には1%メタノール含有リン酸緩衝液(10mmol/ℓ, pH5.0), μBondapakC18カラムを用い, 13物質の同時分離が可能と考えられた. 再現性は連続測定にて1.56μmol/ℓ, allopurinol; 変動係数(CV)2.76%から50.0μmol/ℓ, pseudouridine; 変動係数(CV)0.38%と良好であった. 除蛋白法として限外濾過法を用いた血漿濃度測定では, 回収率はuric acid: 101.7-107.5%, hypoxanthine: 90.4-102.8%, xanthine: 95.9-99.5%, oxipurinol: 104.4-107.1%, allopurinol: 97.4-103.4%と良好であった. 各物質の同定は, retention time, 吸光度比, 純物質添加法と酵素反応法にて行った. また同条件下で, pseudouridine, uridine, adenine, inosineも血漿において測定が可能と考えられた.