著者
後関 利明
出版者
北里大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

眼圧以外の緑内障の発症メカニズム解明を目指し、形態的変化をMRIにて、血流変化をレーザースペック血流計にて計測する。両測定を右方視、左方視、注視時に施行し、注視時における視神経変化と血流変化を正面視の結果と比較する。その結果、側方視での変化が大きければ、緑内障進行を予防する手立てとして、側方注視を制限する手術が有効となる可能性がある。
著者
飯島 綾 石川 均 後関 利明 清水 公也 金井 昭文
出版者
日本神経眼科学会
雑誌
神経眼科 (ISSN:02897024)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.331-335, 2014-09-25 (Released:2014-12-17)
参考文献数
14

うっ血乳頭を合併した脳脊髄液減少症の1例を経験した.症例は60歳男性.自転車で転倒した後より,頭痛・めまい・吐気・耳鳴りが出現した.脳神経外科で画像上,慢性硬膜下血腫を認め,臨床症状からは脳脊髄液減少症の診断となり,硬膜外自家血注入を施行した.頭痛・めまい・吐気などの症状は改善したが,治療後1か月後に「焦点が合わない,歪む」との主訴で眼科を受診した.初診時両眼のうっ血乳頭を認めた.経過観察のみで徐々に乳頭腫脹および網膜出血は改善したが,硬膜外自家血注入は脳圧を上昇させる可能性も指摘されているため,今後,硬膜外自家血注入療法の際には,前後での眼科の診察が必要であると考えられた.

1 0 0 0 皮膚電極ERG

著者
後関 利明 吉川 眞男 谷川 篤宏 近藤 峰生
出版者
日本神経眼科学会
雑誌
神経眼科 (ISSN:02897024)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.76-80, 2014-03-25 (Released:2014-07-11)
参考文献数
5