著者
尾崎 有梨 戸次 大介
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

条件論理とは様相論理の一種で、日常推論の条件文を分析するための体系である。しかしこれまでに提案されたものは、いずれも推論としては問題が残っている上、一部は対応する証明システムが存在せず、分析の過程が視覚的に把握しづらい。そこで本研究では、日常推論をより適格にモデル化し、なおかつ証明システム、タブローをもつ論理体系C_bを提案する。さらに、条件論理としての妥当性を他の論理体系との比較によって示す。
著者
川添 愛 戸次 大介 片岡 喜代子 齊藤 学 崔 栄殊
出版者
津田塾大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

自然言語のテキストには事実のみではなく、書き手にとって真偽が不明な情報や、反事実的な仮定など偽であることが明らかな情報も含まれる。この研究では、機械による情報の確実性判断の基盤とするため、様相・条件・否定表現などの言語学的な分析に基づき、人間が普段情報の確実性を認識するのに利用しているテキストの意味特性をアノテーション(タグ付け)するスキーマを設計し、それに基づいてアノテーション済みコーパスを構築した。