著者
蔭山 洋介 新居 康彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.306, pp.49-54, 2005-09-19

他者の笑顔を観察しているだけで観察者が笑顔になり楽しい気分になることがある.このように情動が伝染することは知られているが, 快感情を伴う自然な笑いと快感情を伴わない作り笑いにおいて情動の伝染にどのような違いが見られるかについての研究は今のところ見当たらない.本研究では, 被験者に面白い映像を視聴させたときの自然な笑いと, 指示によって強制的に表出させた作り笑いを被験者に提示し, 被験者のfacial EMG(顔面筋電図)を記録した.同時に各笑いについての印象を内省報告させた.結果, 自然な笑いか作り笑いかという表出の種別よりも笑いの自然さが情動の伝染において重要であることがわかった.
著者
望月 本多 高 新居 康彦 蓑輪 利光
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
信学総合大会, 1995-03
巻号頁・発行日
1995
被引用文献数
2

列車や航空機の発着案内を行う自動案内放送システムでは、単語音声を接続する編集合成方式が採用されている。このシステムにおいて、もし既存のDB(データベース)から新しい単語音声を生成することができれば、新たな単語音声が必要になった際に、音声DBを再構築することなくシステムの継続運用が可能となる。本報告では、収録済みの単語音声を用いて新しい単語音声を生成するシステムについて検討した結果を報告する。