著者
日和 裕介 下里 哲弘 加藤 祐介 小野 秀一 木村 雅昭 中野 麻衣子
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
構造工学論文集 A
巻号頁・発行日
vol.66, pp.388-399, 2020

<p>Bridge girder ends were the major weak points against corrosion. Therefore, it is necessary to develop the anticorrosion technique for them. In this study, we focused on Cold Spray technique, which can form a metallic film, as a corrosion protection film-forming method. In this study, we applied the mixed particles of zinc particles and alumina particles to the corroded steel bridge girder ends in the Cold Spray method to verify the corrosion protection performance and field applicability. Cold Spray Corrosion protection technology was applied to the corroded steel bridge girder ends, and corrosion monitoring was performed to verify the effectiveness in a corrosive environment.</p>
著者
長坂 康史 下里 哲弘 田井 政行 玉城 喜章 日和 裕介
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集H(教育)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.35-47, 2019

<p> 鋼橋の維持管理において,適正な点検を実施するためには,その知識と技能が要求される.しかし,現状の学習法は継続的な知識の積上げと実務経験に委ねられる部分が多く,点検技能を効率的,且つ確実に向上させる学習法が必要となる.本研究では,代表的な劣化現象である鋼材腐食に焦点をあて,実橋梁で生じた腐食を3DCGにて可視化し,鋼橋の腐食と点検をデスク上にて擬似体験できる腐食点検学習システムを開発した.本学習システムは,腐食部位にあらゆる角度から自由にアプローチでき,パソコン画面上で,腐食特性や点検技能を効率良く,且つ実践的に習得できることである.アンケート結果より,各橋梁の実腐食データで3DCG化され,自由な可動を特徴とする本学習システムは,腐食点検技能の習得に有効であるとの一定の評価が得られた.</p>
著者
田井 政行 澤田 知幸 下里 哲弘 日和 裕介
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F3(土木情報学)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.13-20, 2019
被引用文献数
1

<p> 本研究では,風作用により渦励振が生じる照明柱に着目し,無線加速度センサを用いた疲労損傷度推定手法の提案を行った.道路橋照明柱で加速度及び応力計測を実施し,対象照明柱が渦励振により2次モードで振動することが明らかとなり,常時より疲労損傷が蓄積される可能性が示唆された.また,加速度応答から照明柱基部に生じる応力の推定法を提案した.提案手法に基づき算出した疲労損傷度は,応力計測結果から得られた値と同程度であり,加速度計測から疲労損傷度推定の可能性を示した.</p>