著者
川中 翔 西田 京介 倉島 健 星出 高秀 藤村 考
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.35, pp.121-126, 2012-05-10

Twitterを情報源としてユーザ属性を活用したブランド特徴分析手法を提案する.提案法ではツイートから抽出するブランドの特徴語と,自己紹介文から抽出するユーザの属性語の共起から,ブランドの特徴語毎に関係の強い属性語を獲得する.提案法は,特に新しい点として,周囲のユーザから該当する属性語推定手法を含む.Twitterの実データを用いた実験において、属性語推定手法はランキング手法に比べ良い結果を示した.提案法は,限定的な実験ながら,属性語推定を行うことで,特徴語と関係の強い属性語を数多く獲得することを可能にした.
著者
山口 徹也 南 憲一 佐藤 孝子 小野 正人 外村 喜秀 難波 功次 菊地 由実 星出 高秀 森住 俊美 小野 朗
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.74, no.2, pp.402-411, 2020
被引用文献数
1

<p>近年,高精細な8K映像の提供や様々な没入型スクリーンの活用など,映像サービスの臨場感向上に向けた取り組みが拡大している.一方,スポーツや音楽ライブ等のエンタテイメントイベントを,実際に会場に行けなかったユーザのために,遠隔地に中継してより多くの人の観戦,観劇を可能とするライブビューイングのニーズも高まっている.本論文では,臨場感の高いライブビューイングサービスを実現するために,リアルタイムで複数の4K映像を水平垂直方向に結合し,単一カメラで撮影可能な解像度を大きく上回る高精細で広視野角なサラウンド映像を生成する技術と,生成したサラウンド映像および他の映像や音声を,遠隔会場に同期伝送する技術について提案する.合わせて,提案方式に基づき実現したシステムの内容と評価結果について報告する.</p>
著者
倉島 健 岩田 具治 星出 高秀 高屋 典子 藤村 考
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.30-41, 2013-03-29

ユーザの過去の行動履歴から次の行動を予測し推薦するためのジオトピックモデルを提案する.提案モデルは,ユーザの行き先が,1) 家,勤務地,学校などが存在するユーザの行動範囲からの近さと,2) ユーザ自身の興味情報によって決まるという仮定に基づく確率的行動モデルである.ユーザの行動範囲が場所の選択に与える影響を明示的にモデリングすることで,位置情報(緯度,経度)以外の潜在的な場所特徴とそれに対するユーザの興味を効果的に学習することができる.評価実験においては,ユーザの興味情報を推定することでユーザの行動を高精度に予測できることを,レストランとランドマークの訪問履歴を用いて示す.さらに,人々のランドマーク選択を説明するためのユーザの興味対象が"アート","自然","建築物","知名度","眺めの良さ"などの潜在的なランドマーク特徴であることを明らかにした.This paper proposes a method that analyzes the location log data of multiple users to recommend locations to be visited. The method uses our new topic model, called Geo Topic Model, that can jointly estimate both the user's interests and activity area hosting the user's home, office and other personal places. By explicitly modeling geographical features of locations and users, the user's interests in other features of locations, which we call latent topics, can be inferred effectively. Experiments are conducted using Flickr-based and Tabelog-based location logs to evaluate the recommendation performance of the proposed method in terms of the accuracy of predicting visit selections. We also show that our model can estimate latent features of locations such as art, nature, construction, popularity and great views from location logs of landmark visits, and describe each user's preference based on them.
著者
川中 翔 宮田 章裕 東中 竜一郎 星出 高秀 藤村 考
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

レビュー記事を用いてブランド間の競合関係を分析する手法を提案する.提案手法は,要因語出現分布の類似度を用いてブランド間の競合度を計算する.なお,本稿では,消費行動実施の決断にポジティブな影響を与えた事象や状態,条件を要因と定義し,個別の要因を抽象的に表現する語を要因語と定義する.提案手法はブランドペア毎に,Belkの消費者場面フレームワークに基づく5つの異なる競合度を計算する.