著者
木本 豪 板本 秀一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.469-470, 1993-03-01

日本の伝統文化であり芸術としても世界的に評価の高い打ち上げ花火は、新しいデザインのものを作る際、試作・試し打ちにかかる時間と費用がたいへん大きい。また花火の製作技術を持つ人でなければ自分のデザインを表現できない。試作・試し打ちがCADで行なえればこれらの欠点はかなり解消すると考えられる。また、完成イメージがCRT上で動画として見られれば、花火の手作りの技術を持たない人でも容易に花火のデザインが可能になるだろう。これまで花火のコンピュータ処理としては、点火の制御の他はアミューズメント用途がほとんどで、花火のデザイン支援のためのシステムはなかった。本稿では打ち上げ花火のデザインを支援するシステムの構想とその実現について述べる。
著者
木本 豪 板橋 秀一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.355-356, 1992-02-24

日本の伝統であり、世界的にも評価の高い芸術である打ち上げ花火は、そのデザインの創作が容易でない。この原因として、試作・試し打ちに時間と費用がかかることと、その完成イメージが花火師の頭の中にしかないことがあげられる。これまで花火のコンピュータ処理としては、点火の制御とアミューズメント用途がほとんどで、花火のデザイン支援のためのシステムはなかった。試作・試し打ちがCADで行なえれば、時間と費用が大幅に節約できると考えられる。また、完成イメージがCRT上で動画として見られれば熟練していない人でも容易に花火のデザインが可能になる。本稿では打ち上げ花火を計算機の画面上に表現することのできるシステムについて報告する。
著者
木本 豪 板橋秀一
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.84, pp.1-8, 1992-10-23

日本の打ち上げ花火は世界に名高い芸術でもあるが、新しいデザインを設計する際にかかる費用や時間はたいへん大きい。打ち上げ花火の試作・試し打ちをCADで行なうことができればこれらのコストを大幅に節約できると考えられる。また完成イメージがCRT上で動画として表現できれば花火の制作の技術をもたない人でも花火のデザインが可能になる。花火を「筒」、「玉」、「星」、「尾」、「子割」などの部分ごとにモデル化し、パーテックルシステムを基にしたシミュレーションをおこなった。New models of hanabi, Japanese fireworks, are hard to design. This is because it takes lots of time and money and test launchings are dangerous. In addition, one cannot express one's own creative design ideas if he does not happen to be skilled in the manufacturing of fireworks. If prototyping and test launching hanabi could be done using a CAD system, these costs would be significantly reduced. This paper describes a technique for simulating Japanese fireworks and proposes the concept of the hanabi CAD system.