著者
本谷 裕子
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 = Journal of law, politics and sociology (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.93, no.1, pp.23-47, 2020-01

1 はじめに2 問題の沿革3 マヤ先住民女性による社会運動 3-1 織りと装いの文化をめぐる現状 3-2 Movimiento Nacional de Tejedoras (女性の織り手たちの全国運動) 3-3 マヤ先住民による社会運動の沿革4 創造品の集団的知的所有権保護に向けた取り組み 4-1 織りと装いの文化の盗用と剽窃 4-2 法改正案5 運動の主旨 5-1 声明文 5-2 運動の主旨6 むすびにかえて小林良彰教授退職記念号
著者
吉田 栄人 桜井 三枝子 大越 翼 三澤 健宏 初谷 譲次 杓谷 茂樹 本谷 裕子
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究では、外部社会に対して語る優位なポジションを持たないマヤの人たちの日常生活において、外部の社会によって消費の対象として整形され直したマヤという文化がいかにマヤの人たち自身によって獲得され、かつ彼らのものとして領有されるのかその可能性とプロセスを、トゥルム市(メキシコ)のマヤ教会、チチェン・イツァなどの遺跡における観光産業、カルキニ村(メキシコ)の空間認識、ユカタン州(メキシコ)における言語復興活動、国境を越えた労働移動(メキシコおよびグアテマラ)、女性の機織りなどの事例を通じて記述・分析した。