著者
山内 徳人 森川 輝久 村松 哲 赤澤 貴子 久貝 宗弘 松本 次弘 杉本 尚仁 藤本 莊太郎
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.58, no.10, pp.589-591, 2017-10-20 (Released:2017-11-08)
参考文献数
5

We evaluated clinical utility of the fibrosis index based on the four factors (FIB-4) and the aspartate aminotransferase to platelet ratio index (APRI) for screening of chronic liver disease (CLD) and liver cirrhosis (LC). Diagnoses were extracted from the electronic medical records. Among 1194 patients except of acute illness, 318 had CLD and 48 had LC. The areas under the receiver operating characteristic curves of FIB-4 and APRI for predicting LC were 0.913 and 0.897, respectively, while those for predicting CLD were 0.630 and 0.672, respectively. With FIB-4 3.25 and APRI 1.0 for the cut off values to predict LC, the diagnostic accuracies were 91.5%, 94.2%, respectively. FIB-4 and APRI were considered useful for screening of CLD with advanced fibrosis.
著者
小野寺 秀記 竹村 周平 笠松 美宏 辻本 庄司 西山 勝彦 土橋 康成 杉本 尚仁 中原 梨佐 土井 たかし 杉野 成 近藤 元治
出版者
日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.185-193, 1993-03-25

心嚢炎で発症し, 約1年の経過をもって胸膜炎と気管支転移を合併した悪性胸腺腫の55歳男性症例について報告した。心嚢炎と胸膜炎に関した病理学的確診はえられなかったが, これらは共通の性状と治療経過を示したことから悪性胸腺腫の直接浸潤と考えた。原発巣と気管支病変に関しては病理学的確診がえられ, 画像診断より, 原発巣と気管支病変の連続性が認められないことから, 気管支病変は転移と考えた。治療に関して, 本例では多剤併用療法により部分的寛解後, 縦隔を主とした根治的放射線療法を行い, その後約1年の経過を通じて原発巣の縮小を維持できた。また漿膜浸潤の増悪も局所の化学療法により対処しうるものと想定された。転移を伴った悪性胸腺腫の延命には, 化学療法のdose intensificationが必要と考えられ, G-CSFをはじめとした補助あるいは併用療法の検討が今後の重要課題となるものと思われた。本例の死因は, 心嚢炎の再燃と肝転移に伴う多臓器疾患であった。