著者
水野 直樹 松島 学 溝渕 優
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集
巻号頁・発行日
vol.1994, no.504, pp.33-42, 1994

近年, 我国の舗装設計の在り方は, 周辺環境に調和するために快適性などを考慮する設計上の配慮が要求されている. 本論文は, こうした社会的な要請に鑑み, 設計者に対して全面支援するシステムの開発を目指したものである. 本システムは, (1) 舗装材料のデータベースの構築, (2) 景観パース図の作成, (3) 景観評価機能を備えたシステムである. なお, 景観評価にはファジィ理論を用いて総合評価を行うものである.
著者
安田 登 白木 渡 松島 学 堤 知明
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.496, pp.41-49, 1994-08-20 (Released:2010-08-24)
参考文献数
22
被引用文献数
1 3

近年, 日本各地でコンクリート構造物の早期劣化現象が指摘されはじめ, 維持管理業務の重要性が再認識されるところとなっている. コンクリート構造物の健全度評価を行い, 補修の要否を判断する場合, ひびわれ幅やひびわれパターンなどの劣化状況, 構造物の重要度を踏まえた耐用期間ならびに補修の難易度を総合的に判断する必要がある. 本研究は, 曖昧性を含む多くの評価項目を処理する必要のあるコンクリート構造物の健全度の判断に対して, ニューラルネットワークを適用し, 各要因の感度解析を行った.