著者
松村 劭
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.299, pp.99-101, 2009-08

1571年、「レパントの海戦」でオスマン帝国に勝利したスペインは、地中海の制海権を奪取。「無敵艦隊」と称された海軍力を武器に、その影響力はカリブ海まで達していた。 スペインの世界制覇を食い止めるべく立ち上がったのはイングランド。スペインの支配下にあったオランダの独立運動への支援を開始した。
著者
松村 劭
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.297, pp.109-111, 2009-06

古代史において「アレキサンダー大王と並ぶ最高の王」と評されるキュロス大王。一見常識外れの博打戦略が、古代オリエンタル世界の統一という大偉業の礎となった。 文章での記録が残っている最も古い戦争は、紀元前600年にまで遡る。その中でも、人類史上最古の"小が大に勝った戦い"と言えるのが、「キュロス大王のディンプラ平原の戦闘」だ。
著者
松村 劭
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.301, pp.109-111, 2009-10

マラトンの戦いから10年、再びペルシャに追い詰められたギリシャ。逆転のきっかけは、一つのうそだった。 紀元前490年、マラトンの戦いでペルシャに劇的勝利を収めたギリシャ国民は、勝利の喜びに沸き返っていた。そんな中、ただ一人、ペルシャ軍の再遠征を警戒する将軍がいた。アテネのテミストクレスである。
著者
松村 劭
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.304, pp.99-101, 2010-01

塹壕掘りやバリケード、要塞構築といった「地形加工」は、近代戦争では欠かせない重要な作業。しかし、古代の戦争は、「どこであろうと敵と出会うや否や戦いに突入する」という単純なものだった。ローマ共和国の名将、ルキウス・コルネリウス・スーラは、事前の地形加工で自軍の4倍近い敵を撃破。
著者
松村 劭
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.298, pp.101-103, 2009-07

「歴史上で最も偉大な戦術家の一人」と後世まで語り継がれるカルタゴの将軍、ハンニバル・バルカ。「劣勢であるにもかかわらず予備戦力を残す」という独自の戦略で、最強ローマを崖っぷちまで追い詰めた。 カルタゴは紀元前、現在の北アフリカに栄えた古代都市である。ハンニバル・バルカは紀元前221年、26才のときにカルタゴ軍の司令官に就任した。