著者
池田 光功 相原 豊 松﨑 守利 本多 壮太郎 平田 哲史
出版者
福岡教育大学
雑誌
福岡教育大学紀要. 第六分冊, 教育実践研究編
巻号頁・発行日
vol.63, pp.1-8, 2014-02-10

防災や防犯に対する意識を高め,子どもの教育に携わっていく学生に護身教育を実践した。先行研究等による知見などから指導のあり方をより精査して整え,新種目にも取り組み,その有効性を質問紙法により得られた回答から考察した。コミュニケーション力を向上させるリレーやボール運びは楽しさの先行から発展的に護身への導きは難しく,実践前後の丁寧な補足説明をすることにより,教育の意図やねらいを理解する力が育ち,意識が向上していくことを考えた。新種目とした掴まれた腕を外す技術は興味関心が高く,身近に起こりえるケースとしてとらえていることも考えられ,実践方法を含めた取り組みやすさがあることを今回の実践研究から得られた。