著者
池田 光功 松㟢 守利 本多 壮太郎 古賀 俊憲 平田 哲史
出版者
福岡教育大学
雑誌
福岡教育大学紀要. 第六分冊, 教育実践研究編
巻号頁・発行日
vol.64, pp.1-8, 2015-02-10

ボクシングの動きを健康教育及びフィットネスの授業プログラムに活かす試みとして,教育職を志す女子学生を対象に基本となる技術を指導し,それを実践するシャドー・ボクシング,マス・ボクシング(コンタクトが無い),ミット打ちなどからボクシングの醍醐味を体感することで興味を持ち,生涯スポーツとして継続的に取り組んで行けることが考えられ,今後に目指す子どもたちとのかかわりを持つ教育の現場で基盤となる健康や体力などに関することを意識し考えることができる授業となった。プログラムの有効性として自らが調整しながら,動きを通してチャレンジしていく内容であったことを運動後の脈拍測定や質問紙による記述回答から分析した。
著者
二串 英一
出版者
福岡教育大学
雑誌
福岡教育大学紀要. 第六分冊, 教育実践研究編
巻号頁・発行日
vol.64, pp.1-6, 2015-02-10

算数科がねらうのは,論理的思考力の育成である。論理的思考力は,他者への説得と自他の納得があってこそよりよく伸びる力である。そこで,第6 学年「チーム対抗紙飛行機大会を開こう!」(資料の調べ方)の単元において,判断の根拠を出し合い,よりよい根拠を見出す問題事象の設定とチーム活動の位置付け,思考の特性と表現の仕方で編制したチームを用いて,実践検証を行った。その結果,自他のチームの特徴や相手チームの得点を抑えるための得点配置について,表や図,グラフ,計算からわかることを根拠に話し合い,より確実な根拠を見出す姿を見ることができた。
著者
池田 光功 相原 豊 松﨑 守利 本多 壮太郎 平田 哲史
出版者
福岡教育大学
雑誌
福岡教育大学紀要. 第六分冊, 教育実践研究編
巻号頁・発行日
vol.63, pp.1-8, 2014-02-10

防災や防犯に対する意識を高め,子どもの教育に携わっていく学生に護身教育を実践した。先行研究等による知見などから指導のあり方をより精査して整え,新種目にも取り組み,その有効性を質問紙法により得られた回答から考察した。コミュニケーション力を向上させるリレーやボール運びは楽しさの先行から発展的に護身への導きは難しく,実践前後の丁寧な補足説明をすることにより,教育の意図やねらいを理解する力が育ち,意識が向上していくことを考えた。新種目とした掴まれた腕を外す技術は興味関心が高く,身近に起こりえるケースとしてとらえていることも考えられ,実践方法を含めた取り組みやすさがあることを今回の実践研究から得られた。