著者
岡田 将吾 松儀 良広 中野 有紀子 林 佑樹 黄 宏軒 高瀬 裕 新田 克己
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.AI30-E_1-12, 2016-11-01 (Released:2016-11-02)
参考文献数
22
被引用文献数
6

This paper focuses on developing a model for estimating communication skills of each participant in a group from multimodal (verbal and nonverbal) features. For this purpose, we use a multimodal group meeting corpus including audio signal data and head motion sensor data of participants observed in 30 group meeting sessions. The corpus also includes the communication skills of each participant, which is assessed by 21 external observers with the experience of human resource management. We extracted various kinds of features such as spoken utterances, acoustic features, speaking turns and the amount of head motion to estimate the communication skills. First, we created a regression model to infer the level of communication skills from these features using support vector regression to evaluate the estimation accuracy of the communication skills. Second, we created a binary (high or low) classification model using support vector machine. Experiment results show that the multimodal model achieved 0.62 in R2 as the regression accuracy of overall skill, and also achieved 0.93 as the classification accuracy. This paper reports effective features in predicting the level of communication skill and shows that these features are also useful in characterizing the difference between the participants who have high level communication skills and those who do not.
著者
田村 吉宏 山内 崇資 林 佑樹 中野 有紀子
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

eラーニング等で利用される学習問題は人手で作成されているため,多くのコストがかかる.そこで本研究では,学習に利用できる多くの知識が格納されているWikipediaに着目し,歴史上の人物や出来事に関する記事情報を収めたデータベースを作成し,一問一答形式の歴史学習問題を自動生成することを目的とする.また,作成された問題を学習に利用するために,記事情報から難易度やカテゴリの情報を付与する手法を提案する.
著者
福田 充宏 林 佑樹 竹内 柊之 本澤 政明 山田 竜介 山村 聡史
出版者
公益社団法人 日本冷凍空調学会
雑誌
日本冷凍空調学会論文集 (ISSN:13444905)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.296, 2017-09-30 (Released:2018-09-30)
参考文献数
10

ベーン型圧縮機はカーエアコン用圧縮機として幅広く使われており,電磁クラッチを介してエンジンにより駆動されるタイプの圧縮機では,起動時に大きなトルクピークを生じ,この現象はドライブフィーリングの悪化や騒音の発生につながっている.そのため,起動時のトルクピークの発生原因や,駆動側に伝達されるトルク挙動を明らかにする必要がある.本研究では,ベーン型圧縮機の起動トルク解析モデルを構築し,起動時のトルク発生およびその伝達特性について検討した.その結果,起動時の軸トルクのピーク発生原因は,圧縮機の急激な加速による圧縮機内の過圧縮およびクラッチのトルク伝達特性によるものであり,起動トルクによって発生するねじり振動によりエンジン側のトルク変動が発生することが明らかになった.
著者
林 佑樹 小尻 智子 渡邉 豊英
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.88, pp.39-44, 2008-06-07
被引用文献数
1

仮想世界での協調学習では,通信手段が制約されるため限られた情報しか取得できず,他者と円滑に学習することが困難である.実世界の協調学習では,発言や動作,そして相手の表情といった学習活動情報を,学習場の雰囲気や他者の状況から把握し,特定の他者・物に注目することができる.他者と協力して学習するためには,これらの学習活動に基づいて注目意識を直接反映できる学習空間であることが望ましい.本研究では,学習者の活動を注目変化のトリガと捉えて学習者の注目対象を推定する機構を考案し,注目の度合いに応じた学習空間への視線・視野を実現するインタフェースを提案する.また,構築したプロトタイプ・システムを用いて,注目対象推定機構と被験者の活動対象とを比べた評価実験を実施し,注目対象推定機構が学習者の注目対象の7割を正しく特定できたことを確認した.