著者
村上 美華 梅木 彰子 花田 妙子
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.4_29-4_38, 2009-09-01 (Released:2016-03-05)
参考文献数
28

本研究は,外来通院中の2型糖尿病患者を対象として自己管理を促進する要因,および阻害する要因を明らかにすることを目的とした。研究方法は,質的記述的研究である。研究参加者は糖尿病患者16名で,半構成的面接調査を行った。 その結果,糖尿病患者の自己管理を促進する要因は,【糖尿病と向き合う】【自己管理の実行を意識化する】【取り組んだ効果を実感する】,医療者や同病者などと【支援環境を形成する】であった。反対に,患者の自己管理を阻害する要因は,【糖尿病と向き合えない】【糖尿病である自分自身や生活が重荷になる】【支援環境が広がらない】であった。 糖尿病患者が主体的に自己管理を継続できるために,看護者は糖尿病と向き合えるように支援すること,実施した効果を実感できるように働きかけること,負担感や孤立感を緩和することが重要である。
著者
木子 莉瑛 木原 信市 越智 由紀子 梅木 彰子 佐藤 友紀 高木 恵美子
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学教育実践研究
巻号頁・発行日
vol.19, pp.79-85, 2002-02-10

The purpose of this study is to clarify the impression to nurse by each generation. The subjects were 655 persons, consisting of puberty (a teen-ager), youth (a person in the twenties and thirties), middle age (a person in the forties and fifties) and old age (a person in the sixties and over). This study disclosed the following results. The generation, of nearly old age, who came in more contact with nurse, had significantly better impression than other generations. On the other hand, youth had significantly worse impression to nurse than other generations. As an bad impression, there were hard work and low wages for it, few holidays, incompatibility with a family life, inadequate assessment from society, and job of only younger.