著者
樋口 智幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.852, pp.86-91, 2007-07-09

山口県美祢市につくられた新しい刑務所が今年5月、受刑者を迎えた。国内初のPFI方式による収容施設として、官民協働で建設・運営する「美祢社会復帰促進センター」だ。従来の刑務所のイメージを大きく変える、開かれた施設とその成立の背景を解説する。(樋口智幸) 山口・宇部空港から車で約1時間。山口県西部の中心に位置する美祢市は、かつて炭坑の町として栄えた。
著者
樋口 智幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.931, pp.74-79, 2010-07-26

戦前は横浜随一の繁華街として栄え、70年代末には歩行者モール化の成功事例として名を馳せた老舗商店街、伊勢佐木町。近年地盤沈下が進んでいたが、今年5月に商店街が建て主となった施設が完成し、今までとは違う客層を引きつけている。そこには横浜市が委託したNPO法人の提案を認めず対案をまとめた、商店主たちの底力があった。
著者
樋口 智幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.929, pp.68-71, 2010-06-28

空地や都市内の公園を半日にして人のにぎわう産直市場に変える─。農家と消費者が直接触れ合う場を演出する「マルシェ・ジャポン」。値札のデザインにまで気を配り、集客につなげる。(樋口智幸) 「おいしそう」──シェフが腕を振るった料理が供されると、ウッドデッキに設けたテーブルから歓声が上がる。素材は産地直送だ。
著者
樋口 智幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.868, pp.12-23, 2008-02-25

「このスタジオを、本社に続く第2のランドマークとしたい」。総務局長としてプロジェクトを取りまとめた現・フジテレビ湾岸スタジオビル総括所長の石丸省一郎氏は、意気込みを語る。同社が東京・台場に本社を移転したのは1997年のこと。丹下都市建築設計による球体展望室が目を引く本社ビルは観光スポットとなり、一帯のランドマークとして定着している。