著者
永井 信 中屋 俊介 櫻庭 光夫 飯田 健一 今村 哲理 須賀 俊博
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.666-672, 2004 (Released:2005-03-30)
参考文献数
9

当院健診センターは平成10年度より, 胃バリウム検査に加えて希望者を対象とした血清ペプシノゲン値の測定を開始した。過去5年間の併用法発見胃癌数は94例であり, 平均胃癌検出率はバリウム法で79.8%, ペプシノゲン法で71.3%となり, バリウム法が高かった。一方, 両検査法が陽性を示したものは51.1%, バリウム法のみ陽性癌は28.7%, バリウム法陰性でPG法のみ陽性癌は20.2%であり約半数の48.9%がどちらか一方で拾い上げられていたことから, 両法は相補的な関係にあると思われ, 併用法の有用性が再確認できた。PGレベル区分の検討では陽性反応的中率でレベル2以上, 経年変化で特に陰性からレベル2, 4への移行群で高く, より高危険群の設定が可能と思われた。