- 著者
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正道寺 康子
原 豊二
岡部 明日香
佐藤 信一
笹生 美貴子
西口 あや
王 維坤
劉 暁峰
- 出版者
- 聖徳大学短期大学部
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2011
本研究では、まず『琴操』の翻刻・訓読をし語釈を附すことで、『琴操』そのものの研究を行った。次に、隋・唐時代の古琴曲を調査し、それらに纏わる音楽説話も収集し、さらには、日本古典文学への影響を明らかにした。特に、『琴操』は『うつほ物語』や『源氏物語』に大きな影響を与えていることが分かった。また、『琴操』以外の古琴曲も音楽そのものではなく、それらの音楽故事が『うつほ物語』や『源氏物語』の主題と深く関わることを指摘した。