著者
武田 史郎
出版者
京都産業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、応用一般均衡モデルという手法を利用し、地球温暖化対策の分析をおこなった。特に、1) 既存の研究ではあまり考慮されていなかった不完全競争、規模の経済性の要素を応用一般均衡モデルに導入し、不完全競争や規模の経済性が持つ意味を考慮した形で温暖化対策を分析した、2) 国家間の排出権取引はこれまで多くの研究で分析されているが、国際間でのクレジットメカニズムを応用一般均衡モデルで分析できるようにしたという二つが研究の特徴である。