著者
大石達也 樫山武浩 瀧本栄二 毛利公一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.631-633, 2012-03-06

従業員が無断でUSBメモリに機密データをコピーして持ち出したり,誤ってメールに添付して送信したりといった事故を防止するためのシステムを提案する.具体的には,メモリ上に読み込まれたファイルのデータの流れを追跡し,データが出力されようとする(writeシステムコールが発行される)とき,データの元となったファイルの機密度に基づいてOSが出力の可否を判定する.
著者
若林大晃 片山吉章 出口昌弘 毛利公一
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.133-134, 2012-03-06

一般に広く普及しているNon-ECCメモリには,メモリエラーの検出を行う機能がない.そのため,メモリエラーによりデータが破損すると,そのまま処理を継続することで,破損データの影響がほかに伝播することになる.そこで,アプリケーションの重要なデータ構造をメモリエラーから保護するための機能を加えることで,破損したデータを継続して用いること防止する.具体的には,アプリケーションのコンパイル時に,メモリエラーを検出するコードを加えることで,データの破損を検出・訂正することで実現する.