著者
水井 遥夏 石川 義宗 禹 在勇
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.416-417, 2018 (Released:2018-06-21)

1.はじめに 本報告は、前報「地域資源としてのジオウの商品の開発―信州上田薬草の会の活動を中心に(2)―」の続報である。前報では、新商品(化粧品)の開発における調査報告をした。これは、ジオウの根の活用可能性について、特に栽培の地理的特性や、新商品(化粧品)の価格設定についてアンケート調査に基づく検討と販売結果についての内容とともに、薬草や漢方に対しての価格が高い、古い、くさいなどのイメージとそれと対照的に存在する、現代人の健康に対する高い意識からくるニーズについての考察を述べるものであった。 本報告では、新たに発見されたジオウの葉の効用や特性を生かした商品の開発と、そのロゴ・ラベルデザインについて、議論内容や今後の課題・展望について述べたものである。