著者
田中 法博 禹 在勇 住田 融 更科 友啓 平野 真菜実
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第55回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.182, 2008 (Released:2008-06-16)

本稿では,日本刀表面の表面粗さや反射モデルパラメータなどの反射特性を精密に推定するための手法を提案する.日本刀表面の反射特性を推定するために,日本刀表面の光反射を計測するシステムを開発する.このシステムは,光源システム,回転アーム,カメラシステムから構成されている.日本刀表面の反射特性を知ることは,反射光分布と反射モデルとのフィッティング問題に帰着する.つまり,反射光の計測データから光反射モデルの未知パラメータを推定することにより日本刀の反射特性を定量化する.
著者
宮田 佳美 禹 在勇
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.70, 2015 (Released:2015-06-11)

本研究は大学と地域の関係性と地域振興について明らかにするものである。かつて「信州の学海」と呼ばれた、長野県小県郡塩田町の大学誘致の事例を取り上げる。塩田町は戦後復興のため、地域文化を活かしたコイの養殖を行い、これを町の主産業とすることに成功した。しかしながら、それまで行ってきた農業や観光に対する先行きの見えない不安は大きく、移住する住民も多かった。そこで、「東信学園都市構想」の先駆けとして、大学誘致による、農業と観光の再興を目指すこととなる。この大学誘致と地域の関係性について時代背景と共に研究し、今後の地域振興について考える。
著者
田中 法博 望月 宏祐 禹 在勇
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.311-321, 2010 (Released:2016-11-30)
参考文献数
20
被引用文献数
2

The present paper proposes a real-time rendering method based on object surface properties and multi-spectral reflection model. An RGB image is device-dependent and valid for only the fixed conditions of illumination and viewing. On the other hand, spectral reflectance information of an object surface is more useful than RGB information because we can create realistic images of the object under arbitrary illumination and viewing conditions. Firstly, we develop a 3D reflection model based on Nayer model, Torrance-Sparrow model, Fresnel model and multi-spectral information for precise description of object surface reflectance. Secondly, we develop a rendering algorithm of the object under ambient light source distribution. And also, we implement the reflection model to Graphics Processing Unit(GPU) for improving rendering performance. Finally, we render some objects by using multi-spectral reflection model. The overall feasibility of our method is confirmed based on computer graphics images created by using the estimated parameters.
著者
深津 成美 禹 在勇
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第63回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.150, 2016 (Released:2016-06-30)

補聴器とは、耳が不自由な人のための音を助ける機器のことである。昔では、音を大きく伝えることをコンセプトに様々な補聴器を販売してきた。現在は、ユーザーに合った音を伝えるコンセプトへ変えたことで“聞こえやすさ”を強く求められるようになったことがわかった。補聴器の操作などの形式に対する不満も多くあり、聞こえやすさだけではなく誰もが使いやすく壊れにくい補聴器を考える必要がある。
著者
水井 遥夏 石川 義宗 禹 在勇
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.416-417, 2018 (Released:2018-06-21)

1.はじめに 本報告は、前報「地域資源としてのジオウの商品の開発―信州上田薬草の会の活動を中心に(2)―」の続報である。前報では、新商品(化粧品)の開発における調査報告をした。これは、ジオウの根の活用可能性について、特に栽培の地理的特性や、新商品(化粧品)の価格設定についてアンケート調査に基づく検討と販売結果についての内容とともに、薬草や漢方に対しての価格が高い、古い、くさいなどのイメージとそれと対照的に存在する、現代人の健康に対する高い意識からくるニーズについての考察を述べるものであった。 本報告では、新たに発見されたジオウの葉の効用や特性を生かした商品の開発と、そのロゴ・ラベルデザインについて、議論内容や今後の課題・展望について述べたものである。