著者
江藤 美和子 土橋 洋史 石川 奈名 藤本 和美 松岡 晃子 平石 孝洋 山﨑 圭一
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.105-109, 2023 (Released:2023-04-18)
参考文献数
20

【目的】急性期総合病院の医療従事者の緩和ケア実践の認識と関連因子を調べ,社会医療法人生長会ベルランド総合病院における緩和ケアの教育支援のあり方を検討する.【方法】急性期総合病院単施設の医療従事者を対象に無記名自記式質問紙調査を行い,個人属性,緩和ケアの実践と理解の実態を調査し,緩和ケア実践への関連因子を同定するために二項ロジスティック解析を行った.【結果】955名中605名(63%)が回答し,緩和ケアを実践していると回答したのは全体の23%であった.緩和ケア実践の関連因子は,緩和ケアの概念の理解,および緩和ケアの機能,基本的・専門的緩和ケアの違い,アドバンスケアプランニングの理解という緩和ケア実践の具体的内容の理解であった.【結論】基本的緩和ケアの実践を促進するために,医療従事者に対し,緩和ケアの理解を深めて自己の役割認識を促進する教育支援が重要である.