著者
木岡 悦子 河本 朋子 竹上 真紀子 中野 有美
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.269, 2002-06-01 (Released:2003-07-29)

成長の著しい乳幼児期の子どもの衣服は、着用できる期間が極めて短い。成長に伴う不用衣服がどのように処理されているのか、加えて少子化の現在、ひとりの子どもに対する衣服のもらいすぎ、買いすぎはないか、その実態を明らかにし、それへの提案を試みた。近畿を中心に、0歳から5歳の子どもを持つ母親306名にアンケート調査をした結果、成長に追随できず不用となった衣服やプレゼント衣料の多くが活用されていないことがわかった。不用衣服の処置方法においても、廃棄を含めタンスに保管など、利用されていないものが多いことがわかった。着用機会が少ないセレモニードレスについては、二部式にし、1歳前後の幼児服としても活用できるように製作を行った。