著者
仲宗根 雅臣 河野真治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.33, pp.55-62, 1998-05-07
参考文献数
3

マルチユーザゲームではリアルタイム性とネットワーク上の分散処理が同時に要求される。この性質の違う2つの要求をタプル通信を画面書き換えに同期した形で行なう同期型タプル通信を用いて実現する手法を提案する。本研究では、PlayStationのネットやろうぜシステムとUNIX BSD/OS上に同期型タプル通信を実装しネットワークゲームの枠組を作成した。いくつかのネットワークゲームを実装し、その通信時間について測定を行なった。Both real-time and distributed programming are required for multi-user game. Linda type tuple communication is extended with synchronus communication based on video refresh period, This synchronous tuple communication is implemented on "Net-Yarouze" PlayStation development system and BSD/OS as a framework for network game programming. We implement several network games and evaluate its communcation time.
著者
佐渡山陽 河野真治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.42, pp.111-117, 2003-05-08

我々は、百万人規模のネットワークゲームを実現するためのフレームワークを提案している。汎用機上でAgentがゲームを運用し、PlayStation 2上ではAgentからの指示によって描画処理のみを行うというものである。ここでは、AgentとPlayStation 2間における通信用のプロトコルを実装し、これまで使用していたLindaサーバーとの比較を行い、その有効性を示す。We have proposed the frame work for realizing the online network game of millions people scale.Agent operate a game on same high spec PC,and the directions from Agent perform only drawing processing on PlayStation 2.We implement the protocol for communication between Agent and PlayStation 2.Then compare with the Linda server which was using it until now,and show the validity.
著者
宮城 健太 河野真治
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.36(2007-OS-105), pp.131-137, 2007-04-06

これまで我々が提案して来た Remote Editing Protocol (REP) は、異なるマシン上に存在する異なるアプリケーション間を相互に接続する非同期アプリケーションプロトコルである。REP は、Emacs や vim にリモートエディタとして実装されている。今回、新たに Eclipse にプラグインとして実装し、そこではリモートエディタ同士の煩雑な接続手続きを簡略化する。また、それらを制御する SessionManager を実装し評価する。