著者
津川 秀夫
出版者
吉備国際大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は、入眠時の呼吸パターンに着目し、睡眠改善に有効で安全な心理学的手法の開発を志向したものである。本研究により、(1)睡眠段階1と2において、呼気の時間が吸気よりも短くなること、(2)睡眠段階1と2の呼吸パターンに基づく呼吸調整によって、眠気が喚起され入眠潜時が短くなること、(3)精神疾患を有する者に対しても本法を安全に実施できること、が明らかになった。

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著者
津川 秀夫
出版者
日本ブリーフサイコセラピー学会
雑誌
ブリーフサイコセラピー研究 (ISSN:18805132)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1-2, pp.27-29, 2017-03-31 (Released:2017-06-30)
参考文献数
2
被引用文献数
1
著者
ギアリー ブレント・B 津川 秀夫 妹尾 靖晃 菊池 安希子
出版者
日本ブリーフサイコセラピー学会
雑誌
ブリーフサイコセラピー研究
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.73-88, 2009-12-31

見立ては,情報収集の機能を担い,心理療法の進む方向に影響を及ぼす。エリクソニアンのいう利用の土台は,見立てによって得られた情報から形づくられる。利用は,方法,技法,手立てを選択するさいの指針になる。見立ては絶えずおこなわれ,治療のどの段階でも毎回のセッションにおいても実施される。本稿では,見立てに関する事項について概観する。これらの事項には,患者が治療にもちこむ固有の特徴だけでなく,治療への準備性や期待という一般的な事柄も含まれている。見立てのこれらの特性は,臨床催眠とともに催眠を用いないブリーフセラピーにも有用である。