著者
浦田 穣司 水野 修 新津 善弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSE, 交換システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.95, no.510, pp.19-24, 1996-02-16
参考文献数
7
被引用文献数
6

NTTの高度INでは、カスタマの要望に応じた通信サービスを提供するために、SLPを2種類のSLP (SLP(N)とSLP(C))で構成する。この構成において、サービス毎に生成された1つのSLP(N)が、カスタマ毎に生成された複数のSLP(C)と連携して、カスタマに応じた通信サービスを実現する。また、SLP (N)がサービス提供前に生成されるのに対し、SLP(C)はサービスプロビジョニング時に生成される。このためにSLP(N)とSLP(C)間のインタフェースの整合性を保証する手段が必要である。これに対し、最初にSLP(N)-SLP(C)間のインタフェース仕様を規定し、その規定に基づいて各SLPを生成するという方法を提案してきた。本報告では、高度INで提供される通信サービスをモデル化し、そのモデルのもとでSLP(N)-SLP(C)間インタフェース仕様の定義法を明確にする。その結果に基づき、提案するサービス開発の手順及び各SLPの基本構成について示す。