著者
中川 晴夫 山下 慎一 海法 康裕 荒井 陽一 川守田 直樹 泉 秀明
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

ニューロバイオニクスにおける血流増加作用を骨盤内臓器の血流を測定することにより動物実験においてあきらかにした。血流増加作用は刺激直後から速やかにみとめられた。骨盤内臓器において、膀胱、陰茎、前立腺のいずれにおいても血流は増加した。ニューロバイオニクスの作用機序のひとつは虚血改善作用であることが示唆される。臨床的検討においては、電ニューロバイオニクスにより大脳皮質の一次感覚野付近に反応を認め、中枢神経系に対する反応が認められ中枢神経系の関与も示唆される。
著者
浪間 孝重 中川 晴夫 海法 康裕
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

70歳以上の高齢者に対する疫学調査を行い、夜間頻尿と骨折の発生・死亡率との関連を調査した。5年間の追跡期間中、骨折について、関連する因子を補正した後の夜間頻尿を有する群のハザード比は2. 01(1. 04-3. 87, p=0. 04)であり、転倒による骨折のハザード比は2. 20(1. 04-4. 68, p=0. 04)であった。5年間の死亡率は、夜間頻尿を有する群で高く、補正後のハザード比は1. 98(1. 09-3. 59, p=0. 03)であった。70歳以上の高齢者では夜間頻尿は骨折発生と死亡率上昇の独立した危険因子であった。