著者
深澤 隆治 小川 俊一
出版者
日本医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

川崎病罹患児の入院時血小板遺伝子プロファイリングを行うことで、川崎病発症早期のサイトカイン動態を解明することを試みた。川崎病発症早期にはInterleukin-1からInterleukin-18に連なるInnate Immunityの遺伝子発現の活性化およびC1qをはじめとする補体の遺伝子発現が活性化していた。しかしながら、川崎病罹患児の入院時の血清補体活性の上昇は証明できなかった。Innate Immunityのシグナル伝達物質であるMyD88およびIL-18のSingle Nucleotide Polymorphismの解析が進行中である。