著者
清井 起鵬 岡田 唯男
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.33-35, 2014 (Released:2014-03-28)

様々な理由で正規の期間の家庭医療学専門研修を受ける事のできない医師が, 短期間でも専門研修を受けることは, 家庭医療を広める意味において有意義であると考えられる. 今回著者 (清井) は, 亀田ファミリークリニック館山で短期間の専門研修を受けた. 研修までに至った経緯・研修生活について報告する. また, 全国の研修施設に対して, 短期間の家庭医療学研修に関するアンケートを行ない, 54プログラムより短期研修受け入れ可能との回答を得たので, その概要を報告すると同時に, 許可の得られた施設名を共有する.
著者
清井 起鵬 前川 嘉洋 國武 裕子 田中 敬子
出版者
日本皮膚科学会西部支部
雑誌
西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.214-217, 2000-04-01
参考文献数
7

28歳の中国人の女性。生食を好み,中国&middot;日本において蛇&middot;蛙&middot;スッポン&middot;蟹&middot;魚等をよく生で食していた。1998年1月頃より右下腹部に痛みを伴う皮下腫瘤が出現,同年4月7日当院外科にて黒色虫体を摘出した。その後クエン酸ジエチルカルバマジン(商品名スパトニン<sup>&reg;</sup>)を投与するも軽快せず,4月10日当科紹介となった。臨床症状&middot;臨床経過&middot;血清反応より顎口虫症と診断され,肺吸虫症も合併していることが判明し,6月17日よりプラジカンテル(商品名ビルトリシド<sup>&reg;</sup>)の投与により症状は軽快した。