- 著者
 
          - 
             
             伊藤 健二
             
             渡部 浩栄
             
             金沢 正浩
             
             村田 智彦
             
             松田 光正
             
             鈴木 利保
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 日本臨床麻酔学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.24, no.3, pp.136-139, 2004 (Released:2005-03-31)
 
          
          
          - 参考文献数
 
          - 7
 
          
          
        
        
        
        術中に低血圧を伴う発作性心房細動(Paroxysmal atrial fibrillation : Paf)を発症した2症例に超短時間作用型β-ブロッカーであるランジオロールを投与した. いずれの症例も投与開始後5分で心拍数の減少を認め, 10分後には洞調律に回復し, 血圧も安定し, 以後心房細動は出現しなかった. 2症例とも術中術後の循環動態や呼吸状態は良好に経過し, 血液検査上も異常を認めなかった. ランジオロールはPafに有効であり, 安全に使用できる可能性が示唆された.