著者
只木 進一 菊池 誠 杉山 雄規 湯川 諭
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.166-171, 2000-03-05
被引用文献数
4

自動車の流れ,特に交通渋滞は,私たちが日常的に経験する現象であり,その原因の理解と対策は今日の大きな社会的問題の一つです.交通流の理解及びその制御の研究は,1950年代からこれまで交通工学の分野で続けられてきました.近年,物理モデルによる統一的な交通流現象の理解への研究が始まっています.本稿では,高速道路上の交通流に対する追従モデルとセルオートマトンモデルを中心に,物理的モデル化を通した交通流研究の動向を示したいと思います.
著者
湯川 諭
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.117-170, 1995-10-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
湯川 諭
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.242-247, 2001-05-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
湯川 諭
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.91, no.5, pp.639-651, 2009-02

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。サブゼミ計算機を使った物理研究が本格的に始まってから約60年になる。当初より統計物理学研究に応用され、計算対象も平衡系から非平衡系へとひろがり、計算規模も指数関数的な増加を見せている。このテキストでは、現在の計算機の能力を踏まえ、マクロな非平衡現象に対しミクロな自由度のシミュレーションから迫ってみたい。コンピューターの中で、直接、非平衡状態を再現することにより、非平衡状態のより深い理解や記述が得られると思われるからである。具体的な内容として、計算モデル、手法の紹介からはじめ、例として流体現象の再現、また極限状況下での構造形成の問題を取り上げる。