著者
湯浅 太一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.35, no.11, pp.1006-1013, 1994-11-15
被引用文献数
11
著者
山中 政宣 小宮 常康 湯浅 太一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.275-276, 1997-09-24

今日, インターネットを中心とするネットワーク環境は急速な発展を見せている。その中心ともいえるWWWはマルチメディアを利用した情報発信の手段としてまたたく間に広がった。しかし, 発信される情報は一方的であり, ユーザはその情報を受け取ることしかできなかった。この状況はJavaの登場に大きく変わった。Javaはアプレットと呼ばれる対話性を実現できるプログラムをつくることができる。アプレットはネットワークを介してダウンロードされ, Java対応ブラウザによってWebページの中で実行される。このアプレットによりWWWの可能性は大きく広がった。こういった背景からJavaによるプログラミングはアプレットが中心となっており, 従来プログラミング言語により記述されていたアプリケーションの記述例は少ない。従来の言語で記述されてきたプログラムがJavaによってどのように記述できるかを検討することは興味深い。ところでLispの一方言にSchemeというプログラミング言語がある, Schemeの言語仕様は小さくシンプルであるが, 継続と呼ばれる強力な制御機構を備えている。Schemeはプログラミング言語や新しい言語機能などの研究, プログラム開発環境のための土台として使われる。本稿ではJava上で動作するScheme処理系「ぶぶ」の設計と実装, そしてJavaによる処理系の記述について述べる。
著者
大場 克彦 湯浅 太一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. PRO, [プログラミング]
巻号頁・発行日
vol.95, no.92, pp.21-26, 1995-09-19

プログラムの可読性を高め、アルゴリズムの理解を容易にする一方法として、入出力を明確にしたブロックの階層構造で、プログラムを構成することを提案する。まず、データの流れを明確にするブロック化の基準について考察し、プログラミング言語に望まれる機能を提案する。具体的にPASCALにこれらの機能拡張を行い、本提案を具体例に適用してアルゴリズムの理解のしやすさを評価する。