著者
田代 雅文 有村 達之 細井 昌子
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.388-396, 2017-05-15 (Released:2017-06-17)
参考文献数
17
被引用文献数
1

慢性痛と心理・社会的要因との関連が注目されている.日本臨床麻酔学会第35回大会シンポジウムでの講演をもとに,慢性痛患者にどのように心理アセスメントを行うかについて,特に怒りについて論考した.怒りという否定的感情と慢性的な痛みには関連がある.慢性痛患者の怒りの表現形式は怒りの興奮よりも怒りの抑止が多い.感情を読み取るツールとして表情ポスターと表情カードを紹介した.慢性痛の治療において怒りを治療対象とする観点は重要である.感情調整の一つとしての怒りへの対処の仕方について,交流分析,アサーション・トレーニング,芸術療法,マインドフルネストレーニング,弁証法的行動療法で用いられている承認戦略を概説した.
著者
清水 直子 田代 雅文 須加原 一博
出版者
Japan Society of Pain Clinicians
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.138-141, 1998-04-25 (Released:2009-12-21)
参考文献数
8

異型狭心症の治療中に, 腹痛や腹部膨満などイレウス症状を繰り返し, 腹部症状が狭心症発作を誘発する症例を経験した. 持続硬膜外ブロックによって腹痛や腹部膨満などのイレウス症状はもちろん, 狭心症症状も著明に改善した. しかし, 硬膜外注入を停止するとイレウス症状の増悪だけでなく狭心症発作が頻発するため, 2カ月以上にわたって持続硬膜外ブロックによる管理を必要とした. 入院が長期にわたるため, 外泊および外来通院による管理を余儀なくされた. 硬膜外カテーテルの長期留置による効果の減少, 注入時の背部痛などが生じ, カテーテルを抜去せざるをえなくなった. 保存的治療にて症状が改善せず, 最終的に手術が施行された.
著者
三吉 勉 下田代 雅文 直野 雅人 岸本 哲也 水川 洋右 高柳 俊和
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.58, pp.91-96, 1996-11-15
被引用文献数
1

We have developed and commercialized the still picture transmission system using serial interface for Consumer Use Digital VCR. According to this system. PC can receive compressed digital still picture (DV compressed), send control commands to a DVCR and communicate with daisy-chain-connected devices. In this paper, an outline of this system, the communication protocol and the hardware of this system in NV-DP1,NV-DL1 we have commercialized are reported.