著者
田守 伸一郎 平野 貴識
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.49, pp.75-78, 2006-07-09

本研究では、3次元差分法を用いて諏訪盆地における震動シミュレーションをおこない、1次元波動論による速度振幅の最大値と3次元差分法による速度振幅の最大値を比較することにより、諏訪盆地の不整形性が与える影響についての検討をおこなうことを目的としている。3次元差分法により、盆地端部においてエッジ効果がみられることや、波の到来方向による異常震域が地盤の不整形性により説明できた。
著者
土屋 駿介 田守 伸一郎
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.79, no.697, pp.375-384, 2014-03-30 (Released:2014-07-10)
参考文献数
13
被引用文献数
4

This paper proposes a optimal design method of base-isolation device and frame member in a reinforced concrete building. The proposed algorithm called DCMOGA( Distributed Cooperation model of MOGA(Multi Objective Genetic Algorithm) and SGA (Standard Genetic Algorithm) ) and conventional multi objective optimization are applied to design two buildings. Finally, a comparison was made among design solutions. Comparing to the conventional multi objective optimization methods , the proposed model found the widespread Pareto solutions. Consequently, the effectiveness of the proposed model was demonstrated.
著者
平野 貴識 田守 伸一郎
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.48, pp.161-164, 2005-07-10

本研究では、長野盆地において、S波速度構造を推定し、3D地盤モデルを構築することを目的としている。地下構造を推定する方法として、1点移動観測による方法を用いて、36地点でおこなった。地震基盤(S波速度=4.3km/s)までの深さは、長袖方向では、篠ノ井から豊野に向かって深くなっており、250mほどの差があることが分かり、最大450mほどの差があることが分かる。短軸方向においては盆地端部から中央部にかけて深くなっていることが分かった。