- 著者
-
白戸 圭一
- 出版者
- 立命館大学
- 雑誌
- 研究活動スタート支援
- 巻号頁・発行日
- 2019-04-01
日本政府の対アフリカ政策は、どのような動機に基づいて発案され、実行されてきたのか。特に、アフリカ54か国の首脳と日本の首相が5年に一度(2013年以降は3年に一度)一堂に会するアフリカ開発会議(TICAD)プロセスが1993年に始まって以降の対アフリカ政策は、いかなる外部要素に影響されながら形成され、変容してきたのか。これらの疑問に応える包括的研究は少なく、日本外交研究における一種の空白域となっている。本研究では、日本の対アフリカ関連の一次資料の収集と並んで、アフリカ政策の形成・実行に関わった政策当局者(政治家・官僚)にインタビューし、日本の対アフリカ外交の発展過程を分析するものである。